今日は、concan代表が思う「仕事の"ストレス"について」考えてみます。
現代社会では、「仕事上で"ストレス"を感じている人」は、とても多いと思います。
例えば、「バーンアウトシンドローム」(燃え尽き症候群)は、意欲を持って働いていた人が、燃え尽きたかのように意欲をなくして、会社や社会に適応できなくなってしまう状態です。そこで、今日は "ストレス"をコントロールする為の"3つ"の方法を紹介します。
では、早速 本題に入ります。
◆方法1.「自分で"コントロール"できないことには悩まない!」
"ストレス"が一番か掛かるのは、自分でコントロールできないことに悩むことです。分かり易い例を挙げると、明日 雨が降るかどうかで悩むことです。天候は、コントロールできないので、大きな"ストレス"が掛かります。「仕事」に置き換えれば、相手に決定権があることで 悩むことです。どんなことになるのかは自分で決められないのだから、悩めば悩むほど"ストレス"が増すだけです。
悩まない為の対処法は、「自分でコントロールできることに全力を尽くす」ことです。明日の雨が心配なら折りたたみ傘を用意して於けばいいだけです。相手に決定権のあることでも、自分で事前に「やれること」は沢山あるはずです。それを しっかりやればいいのです。その逆で、自分で「やれること」をやらずに、自分でコントロールできないことに悩むから"ストレス"が掛かるのです。
◆方法2.「言い訳をしない!」
言い訳は、自分を正当化したいという意識が働き、多分に"嘘"を含んでいることが多いものです。"嘘"は、他の人に分からなくても、自分の「深層心理」に残ると言われています。言い訳をせずに、素直に「申し訳ありません」と謝ることが出来る人は"ストレス"が溜まらないのです。
経営者の立場で、組織の為に、どうしても言い訳をしなければならない場面はありますが、殆どの「過ち」や「失敗」の"非"は自分にあるので、率直に「申し訳ありません」と言うことが"ストレス"を避ける方法です。
◆方法3.「時には自分を甘やかせる!」
真面目過ぎる人は、多くの「仕事」を抱え込んで余裕を失いがちです。いっぱいいっぱいの状態も"ストレス"の原因となるので、常にではなく 時には 自分を甘やかすことが大事です。家族や友人と過ごす時間をつくったり、体を休めて健康管理することも必要です。
ただし、「仕事」を完全に忘れると逆に"ストレス"が掛かることがあります。松下 幸之助氏は、「体は休めても、心は休ませない」と話しています。厳しいようですが、経営者は お客さま、社員、社会に対する責任があります。言い方を変えれば、経営をずっと考えていられない人は経営者には向きません。
「体は休めても、心は休ませない」状態で働き続けると、"ストレス"が溜まり、いずれ「バーンアウト」してしまうのではないか。そんな心配をする人もいるかも知れませんが、経営者は、中々「バーンアウト」しないものです。その理由は、やはり「仕事が好きだから」です。
「仕事」が好きなら、楽でない「仕事」でも楽しく出来て、"ストレス"の原因にはなりません。何故なら、人は好きなことには熱心になれるものだからです。ディズニーランドが好きな人は、ディズニーランドで遊ぶことが"ストレス"になることはありません。同じように「仕事」が好きな経営者は、「仕事」が"ストレス"になることはないのですが、遊びと異なることが"一つ"あります。
「仕事」では、高い"志"を持ち、「成れる最高の自分」を目指すことが大切です。イエローハットの創業者・鍵山 秀三郎氏は、"孟子"の名言「志は、気の帥なり」を教えにしています。高い"志"をしっかりと持てば、気力は それに従って湧いてくるという意味です。好きな「仕事」をしている経営者の場合、高い"志"を持って「仕事」に邁進している限り、燃え尽きることはないはずです。
◎と言うことで…
「『やる気がどうしても出ない』仕事の"ストレス"を回避する、"3つ"の方法!」と題して書いてきましたが、次に "ストレス"を感じ易い「性格」について紹介します。
大きく分けて "2つ"のタイプがあります。
◆タイプ1.「競争心が強く、せっかちで余裕がない、思い通りにならないとイライラし易い、我が儘、他人をコントロールしようとする人。」
◆タイプ2.「自己主張せず 従順で、他人への気配りが過剰、真面目で几帳面、自分の感情、特に不安や怒りを抑圧して表に出さない、他人にコントロールされ易い人。」
特に後者の傾向が強い人は、職場の「上司」と「部下」という間で対等な立場を保てない場合に心身の不調を引き起こし易くなります。人は、生きづらさを感じると「自分を変えたい。出来れば"ストレス"を上手く解消できるようになりたい」と思うようになりますが、そもそも「性格」を変えることは出来るのだろうか。
答えは「出来る」です。しかし、遺伝的な「気質」や物心がつくまで(3歳くらいまで)の環境によって形成された「部分」は難しく、『考え方』や『行動』が習慣化した「部分」は変えられると言われています。そして、「性格」を変える為には、日々 意識をして努力することが必要です。「自分は"ストレス"を溜め込み易い『性格』だ」と感じている人は、自分の思考の"癖"や"感情"を観察することが必要です。
例えば、"ストレス"を溜め易い人は、他人の目を気にし過ぎる為に、自分をマイナスに評価してしまう「思考」になりがちです。ある人は、「上司」に叱責されると「私は嫌われているに違いない」と考えます。また、「『上司』の言い分はおかしい」と感じたとしても、自分の"感情"を抑え込みます。
こういう人には、「自分は人に好かれない」「怒りは良くない」という思い込みが染み付いているのかも知れません。しかし、その思い込みは間違いです。この「考え方」が習慣になっているのであれば、意識して変えた方が良いのです。
もし、自分の「性格」を変えたいと本気で思っているのであれば、内から出てきた「感情」を無視して、他人の"言葉"を鵜呑みにしながら生きていくことを辞めるべきです。
そして、自分を傷つけるようなマイナスな「思考」が浮かんできたら、他の捉え方はないか考えるようにするべきです。
"ストレス"を溜め込まずに、上手に解消できる人は、マイペースで自分の意見を持っています。論理的、合理的に考えることが出来るので、出来事と自己評価を偏った「考え方」で結び付けません。「失敗」して落ち込むことがあったとしても 早めに修正することが出来ます。
ただ、「性格」を変えたいからといって 無理して誰かに意見する必要はありません。暴言を吐くなど、怒りが「行動」に表れてしまうと、益々 自分を責めて"ストレス"を感じてしまいます。「行動」はコントロールしつつも、「怒っている」という"感情"はコントロールせずに受け止めることがポイントです。また、他の誰かの意見を求めるのも良いと思います。
視点を変えたり、自分とは違う「価値観」で出来事を捉えたりすることが出来ます。自分を知り、他人を知ることで、"ストレス"を解消できる新しい自分が見えてくるかも知れません。
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