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株式会社コンカン

【代表の人物像&体験談!】「ひろゆき氏が語る『関わってはいけない人の"口癖"』ワースト1とは?」~『コロナ禍』を機に「ひろゆき氏」の露出が急上昇した理由とは?~

今日は、concan代表の私が「YouTuber ひろゆき氏のインタビュー記事」を紐解いて、その"気づき"を書いてみます。





●まず、「ひろゆき氏」のプロフィールから紹介します。

*ひろゆき「本名:西村 博之」

1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。主な著書に、34万部を突破した『1%の努力』がある。


現在、日本中で大ブレイク中の「ひろゆき氏」。

全国のベストセラーランキングで続々と『1位』を獲得し、34万部を突破した著書『1%の努力』では、その考え方について深く掘り下げ、「人生」のターニングポイントでどのような判断をして「今のポジション」を築き上げてきたのかを語っています。この『記事』では、「ひろゆき氏」に気になる質問をぶつけています。


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【人と会うことの『価値』!】

長い「人生」に於いて、様々な人に会うことは経験になります。学生のうちからアルバイトで社会人と触れ合ったり、社会人になってからは 「他業種」や「年代の違う人」と話すようになったり。出来るだけ 自分と近くない人と会うことには「価値」があると思います。


自分と似た人とは、居心地がよいかも知れませんが、学べることが極端に減ります。『昔話』や『思い出話』も多くなります。ドンドンと「過去に生きるつまらない人間」になっていきます。とはいえ、色々な経験を積むと、「関わらない方がいい人」というのも分かってきます。そういう人について語ってみます。


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【『ダメな"口癖"』ワースト1とは?】

関わったらいけない人の"口癖"は、「私たち(俺たち)友達だよねー?」などと お互いの関係を確かめ合うような"言葉"です。関係性を、わざわざ 口に出すような人は、「かなりやばい人」です。何故なら、相手を動かそうとするときの「理由」を勝手に作り出したり押し付けたりするからです。


「友達だよね」の後に続くのは、たいてい「お金貸してよ」「宿題手伝ってよ」「家に泊めてよ」などの無理を押し付けるようなことです。そこまで 直接的じゃなくても、「もう少し付き合ってよ」「まだ 帰らないよね?」というプレッシャーにもなります。


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【言っちゃおしまいな"言葉"がある!】

友達か、そうでないかなんて、口に出したら終わりです。

もっと 最悪な人なら、「義理があるよね?」「感謝してるよね?」などと、反社のような言い方をするような人もいます。

その人にとって「義理があるのか」「感謝しているのか」は相手が心の中で決めることです。友達だってそうです。お互いに「友達だよな」「うん」なんて会話は、せいぜい 1回 やるかどうかです。本当の友達なら、「お互い友達だよね」「仲良いよね」と確かめ合うことなんてやりません。ましてや、それを理由に お願いをして相手を動かそうとするのは、野暮極まりない行為です。


と言うことで、そういうことを言う人とは、関わらない方がいいです。一方的に搾取してくるタイプですから、ちょっと 距離をもって接した方が よいと思います。


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【『1%の努力』とは何か?】

「99%の努力と1%のひらめき」というのは、発明家エジソンの有名な言葉です。これの真意を、みなさん誤解しています。本当は、「1%のひらめきがなければ、99%の努力は"ムダ"になる」ということです。しかし、「努力すれば道が開ける」という表現で広まっています。


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【発明の世界では、出発点が大事だ!】

「光る球のようなものを作ろう」という考えが先にあって初めて、竹や金属などの材料で実験をしたり、「試行錯誤」を重ねたりして努力が大事になってきます。


ひらめきもないまま、"ムダ"な努力を積み重ねていっても意味がありません。耳障りのいい"言葉"だけが広まるのは、不幸な人を増やしかねないので、あまりよくありません。

そんな思いから、この本の企画は始まっています。


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ここで、「ひろゆき氏」の名言を紹介します。

【ひろゆき氏の名言 10選】

◆1.「夫婦喧嘩で 相手を論破しても、いいことなんて 全くないでしょう。『人生』うまくいくことが 目的であって、論破力は あくまでも その手段なのですよ。」


◆2.「とどのつまり、GAFAが提供しているサービスは、全て エンターテイメントの要素が 殆どで、仮に Facebook や Appleのiphone、叉は Amazonのサービスが 明日から突然 使えなくなっても 人の命に関わる問題ではなく、全て エンターテイメントビジネスで 本当に 人が必要としているサービスを提供している訳ではない。」


◆3.「嘘を嘘と見抜けない人は、ネット掲示板を使うのは難しいでしょう。」


◆4.「論理的に 考える事というのは、やろうと思えば 誰でも 出来ること。要は、そのベースとなる情報をどう手に入れるかが重要になるのです。」


◆5.「日本人は、モラルが高いのではなく、同調圧力に弱いだけ。震災の時に 行列を作って順番待ちをするのは、割り込みをした時に みんなに責められるのが 嫌だっていう恐怖心で やってるだけ。優先席を老人に譲らない人を よく見るけど、席を譲るという自分が 目立つ行為も、同調圧力的に、良い事をしているって 周りに思われる事が、あまり 良くないよね。目立つの良くないよねっていうので、逆に良い事もしないっていうのが 日本人の行動パターンな気がします。」


◆6.「たいていのことは、検索すれば 答えが出てくる訳で、個人の知識として 蓄える必要があるモノって なかなか 無いんですよね」


◆7.「知識が簡単に手に入るようになったから、知識が 凄いと思わなくなった上に、学者になって知識を得たいと思う人も少なくなりましたよね」


◆8.「僕が、『2ちゃんねる』の事業で成功できたのは、他のサービスが止めていく中で、僕が止めなかったからだと思っています」


◆9.「期待値は、下げられるだけ 下げておく方が絶対に『人生』トクなのです。」


◆10.「僕は、子供が出来た時には『2ちゃんねるを見せない』というフィルタリングをするのではなく、『2ちゃんねるを見せても大丈夫な教育』をしたいと思っています。」


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◎と言うことで…

「ひろゆき氏が語る『関わってはいけない人の"口癖"』ワースト1とは?」と題して、書いてきましたが、この『コロナ禍』を機に「ひろゆき氏」の露出が急上昇した理由を紹介します。


「ひろゆき氏」のYouTubeチャンネルの動向を確認すると、『コロナ禍』を上手く味方に付けて「自身の登録者数」と「再生数」を伸ばしていることが分かります。

そして、大きく伸びたタイミングには規則性があります。

それは、『20年4月』、『21年1月』、『21年3月』です。いずれも 全国ないしは 一部地域で「緊急事態宣言下」に置かれていたタイミングなのです。


「外出自粛」によって、所謂「お家 時間」が増加したことも要因として挙げられますが、それは どのYouTuberにも言えることです。「大ブレイク」の理由としては不十分です。


「ひろゆき氏」がブレイクした真の理由は、次の"2つ"の要素に集約されると考えられます。

それは…

●「コロナ禍に於ける視聴者のニーズを 上手く汲み取った『お悩み相談』」というコンテンツへのポジショニングを掴んだ点。

そして…

●「第三者による切り抜き動画」をマーケティングツールとして昇華した点です。


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これは、「リアル同僚・友人の代わり」になっているという事です。「ひろゆき氏」のチャンネルで人気となっているコンテンツと言えば、「視聴者との お悩み相談アーカイブ」です。

時には、相談者のコメントに対して「無能」といった手厳しい"ワード"を織り交ぜながら、視聴者の悩みに対してストレートに解決する策を提示する“ひろゆき節”も炸裂しています。しかし、彼は「無能」という"言葉"自体には、侮蔑(ぶべつ)の意味がないことを前置きに"しっかり"と伝えていることもあって、視聴者も それを理解した上で配信を楽しんでいます。


このような「お悩み相談」というコンテンツ それ自体は 昔から存在したものですが、YouTuberの中でも、専門のコンテンツとして取り扱う大御所も少なからず存在します。

現に「ひろゆき氏」自身も、質問に回答するコンテンツ自体は、『18年』の時点からアーカイブが残っていますが、『コロナ前』の段階では その注目度は、殆ど無かったと言っても差し支えありません。


そんな「お悩み相談」コンテンツが、「なぜ 『今』注目を浴びているのか?」

それは、『コロナ禍』によって「リアルな人との繋がりが減少したことにあると考えられています。「ひろゆき氏」の配信を確認する限り、「お悩み」を投稿している視聴者は、やはり「2ちゃんねる」や 『ひろゆき氏』も管理人を務めた「ニコニコ動画」に ゆかりが深い『20代以降の大学生』から社会人が多いのです。そして、「ひろゆき氏」のチャンネルの伸びが「緊急事態宣言」の時期と概ね一致していることも踏まえると、「外出自粛」や「リモートワーク」といった『新たな生活様式』を取り入れざるを得ない『都市部』の人が、その多くを占めていると考えられます。


特に、昨年から今年に掛けて「入学」したり、「就職」したり、「転職」したような人の中には、「リモート授業」や「リモートワーク」によって『自宅』からオンラインコミュニケーションを取らざるを得なかった人も多いのです。職場の「同僚」や「上司」、学校の「教授」や「友人」といった身近な人と馴染むことが難しい状態にあった人も少なくありません。


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そんな中で「2ちゃんねる」や「ニコニコ動画」といった、殆どの人が少なくとも聞いたことことのあるサービスを作り上げ、ある程度の社会的信頼のある「ひろゆき氏」に、視聴者は"人生"の「悩み相談」や「指南」を受けたいと考え始めたのではないかと思います。そして、有名人の「お悩み相談」の中でも「ひろゆき氏」が卓越している点が、「引き出しの多さ」と「意外性のある回答」です。「ひろゆき氏」のアーカイブでは、『ビジネス』『投資』『政治』『就職』『人間トラブル』など、多岐に渡る"質問"が寄せられていますが、その全てに ほぼ 即決で、他の「お悩み相談系YouTuber」が言わないような"回答"をしています。普通の「お悩み相談」は、例えば 冒頭の「無能」をテーマにすると、いかに「有能になれるか」というアプローチで答えるのが普通ですが、「ひろゆき氏」の場合は、「無能」であることを受け入れた上で、どう「無能」なりに"生きる"かというアプローチで回答しています。


これは、「無能」は悪い訳ではないという、一種の肯定とも言え、視聴者の「有能にならなければならない」という息苦しさから解放して挙げる“受け入れタイプ”の回答なのです。『ひろゆき氏』の「お悩み相談」は、"言葉"こそ「毒舌・辛辣」に見えますが、実は 優しい「お悩み相談コンテンツ」なのです。中には、自分が 「優秀」と考えている相談者を「あなたは『無能』です」と"バッサリ斬る"ようなこともありますが、苦しんでいる人には 心温まる回答をすることが多く、「弱きを助け、強きをくじく」形になっています。


また「切り抜きチャンネル」を上手く使いこなしています。

しかし、如何に モノがよくても、マーケティング的な視点がなければ広がりは見えない。しかし、この点でも「ひろゆき氏」は卓越しています。それが 「切り抜きチャンネル」の使いこなし方にあります。


『ひろゆき氏』の「お悩み相談コンテンツ」がYouTubeで人気になり始めると、所謂「切り抜きチャンネル」が『雨後の筍』(たけのこ)のように生まれ始めました。実は、今では 本人よりも「切り抜きチャンネル」の方が 数字上の成果を出しているのです。


本家の「ひろゆき氏」のチャンネルが総再生数約7.700万回であるのに対して、とある「ひろゆき動画切り抜きチャンネル」では『約1.8億回』の総再生数を誇っています。ほかにも『1億再生以上』の「ひろゆき動画切り抜きチャンネル」が複数存在しています。


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「切り抜きチャンネル」の多くは、コンテンツ主の許可なしで配信の見所を「カット編集」(切り抜き)し、字幕や図表などを加えることで見やすく短くまとめています。言わば、「動画版まとめサイト」なのです。YouTubeで「ひろゆき」で検索すると、再生回数上位には、「動画版まとめサイト」である「切り抜きチャンネル」がずらっと並んでいます。「2ちゃんねる」が「5ちゃんねる」になった『今』でもネット上で一定の"影響力"があるのは、「まとめサイト」のような"グレー"の二次配信を行う人がいるという側面もあります。ライトな利用者からは歓迎されている一方で、掲示板利用者にとっては自分の書き込みを転載されるだけでなく、広告収入の"タネ"とされている点について、いい印象を持たれていないのも事実です。


そういう理由で、「動画版まとめサイト」ともいえる「動画の切り抜きチャンネル」も、時には動画の『権利者削除』や『チャンネル凍結』を受けることもしばしばあっています。


しかし、当初は「切り抜きチャンネル」を黙認していた「ひろゆき氏」は、今では「切り抜きチャンネル」を半ば“公認”している点で注目されています。「ひろゆき氏」によれば、配信コンテンツを切り抜いた人から、切り抜き動画で得られた広告収入の一部を受け取れるYouTubeのコンテンツIDという仕組みを活用して、収益分配を受けられているといいます。


「ひろゆき氏」の配信コンテンツは、『1本 当たり 1時間』をゆうに越えるものであり、自分と共感できるコンテンツや必要な情報に辿り着きに難いのです。一方で、「切り抜き動画」は単発で1つのテーマを、1分、長くとも 10分以内で まとめています。ライトな「ひろゆきファン」にとっては、むしろ「切り抜き動画」の方が便利であるということです。


現に「ひろゆき」という動画のコンテンツを再生数順で並べ替えると、殆どが「切り抜き動画」で、公式のコンテンツが 後ろの方に出てくるようになっています。


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しかし、『ひろゆき氏』本人が「切り抜き動画」を出したとしても人気になり辛いのだと思います。何故なら、「切り抜き動画」の性質が「この回答は面白い・役に立つ」というものである以上、自分で「切り抜き動画」を上げるのは、自分で自分のコンテンツが面白いと宣伝するようなものであり、いやらしさが出てしまうからです。それだけでなく、切り抜いて字幕を入れてまとめるという編集コストもバカにならないのです。


そうであれば、収益をシェアする形で「ひろゆき氏」は、何もせずともお金が入る仕組みにすることは"理"にかなっています。一方で、「ひろゆき氏」が そのような「切り抜きチャンネル」を公式化しない理由としては、切り抜きの『仕方』や『まとめ方』に問題があり、炎上騒動になってしまった時に 自身に、その責任が降り掛からないように『リスクヘッジ』する為で、この点も抜かりないのです。


そういう意味では、『ひろゆき氏』は「切り抜きチャンネル」を最も使いこなしているといっても過言ではありません。


このように「ひろゆき氏」はコロナ禍という時期を捉え、独自性のある「お悩み相談」というコンテンツ面だけでなく、「切り抜き動画チャンネル」によって そのコンテンツを第三者の視点から広く届けて貰うという「マーケティング面」の両輪が揃った YouTube戦略を実施しています。

「ひろゆき氏」がコロナ禍の YouTubeでブレイクするのは必然だったのかも知れません。


また、「ひろゆき氏」の配信で語られる内容の一部については、やはり一般的には 中々 受け入れ難いものであったり、必ずしも正確とはいえない知識面での回答もあります。

生配信で ここまでの引き出しと反応力があることは、やはり「ひろゆき氏」の卓越した『教養』と人を惹きつける『魅力』があるからこそですが、視聴者の側としては そのような情報も含まれることを見抜ける人でないと、彼の配信を活用するのは難しいと思います。


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しかし、こんな意見もあります。

社会学者の「鈴木 洋仁氏」によると、匿名掲示板「2ちゃんねる」の開設者・西村 博之(ひろゆき)氏は、ネットの表舞台から姿を消しつつあると。「ひろゆき氏」は、他人が考えた『アイディア』に乗るだけという『暇つぶし』の人であると述べています。このため徐々に従来の支持者からすら見放されつつある」と指摘しています・・。

あなたは、どう思いますか?

※鈴木洋仁⇒社会学者

1980年東京都生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(社会情報学)。京都大学総合人間学部卒業後、関西テレビ放送、ドワンゴ、国際交流基金、東京大学等を経て、東洋大学研究助手。専門は歴史社会学。

著書に『「平成」論』(青弓社)、『「元号」と戦後日本』(青土社)、共著に『映像文化の社会学』(有斐閣)など。

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