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【若手社員の成長記!】「第34回:『想像力』の欠如は、デメリットだらけ?」~『想像力』は、ビジネススキルの源泉だ!~

  • 株式会社コンカン
  • 2021年3月2日
  • 読了時間: 5分

皆さん、「想像力」に自信はありますか?「想像力」は、決して仕事だけの話ではなく、日常生活のあらゆるシーンで求められる能力だと思います。特に 人間関係に関わる場面だと、想像力の欠如が故に、ボタンのかけ違いを起こし、コトが予期せぬことに発展してしまいます。多くの人と関わる場面が増え、そして プロジェクトで仕事をする上で、まさに「想像力」の必要性を身を持って感じています。今までは、何となく頭で分かっているくらいで、必須の能力と考えたこともありませんでした。寧ろ デザイナーなど、一種の職業だけに必要なものと勘違いをしていた気もします。

そこで、今回は「想像力」について、書きます。




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まず…

【『想像力』とは?】

「自身が経験していないことや、未来のこと、現実には存在しないことを、頭の中で思い描く力」のことです。

これから 何が起こるか分からない「VUCA時代」に、不可欠な力の一つと言われています。

*VUCA時代=Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の4つの単語の頭文字をとった造語。


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次に、自分なりに【『想像力』が最も必要な場面】を上げてみます。

◆1.「コミュニケーション!」

*私は、このコミュニケーション時こそが最も必要だと思っています。この世に「考えや価値観が全く同じ」という人はいません。相手の立場やバックグラウンドによって、見えている世界は異なります。そのような"異なる者同士"で円滑にコミュニケーションを図る為には、表層には現れない相手の気持ちや前提を想像し、補う必要があります。これこそが「想像力」だと思います。口にしなくても、相手の一挙一同から、心理を読み取る「想像力」が、双方の気持ちのよいコミュニケーションに繋がると思います。


◆2.「新施策や新ビジネスの立案!」

*新しい施策やビジネスを考える際には、顧客の要望や起こり得る市場の動きなど、まだ"見えていない"様々な要素についても想像していかなければなりません。特に、事業に必須な「事業計画書」や「企画書」を書く際には、人員を含めた「想像力」あってこそ、よりリアルなものになります。「想像力」がない時、机上の空論で終わってしまいます。


◆3.「交渉や提案時!」

*クライアントとの交渉や上司への提案は、相手の立場や状況、関心ごと、ニーズを押さえた上で行う必要があります。情報として取得できる場合もありますが、それだけでは事足りないことの方が多く、想像で補わなければならないことも多々あります。例えば、相手の社内状況や社長の性格までも全て想像した上で、クロージングまで描かないと全く意味がありません。私も、まだまだ 出来ておらず。。。本当に難しいと思います。


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次に…

【『想像力』のない人の特徴】について書きます。私自身、全て当てはまっていて耳が痛いものですが…

◆特徴①「主観が強い!」

*「他者は、どう感じるんだろう?」という視点が欠落し、視野が狭い傾向にあります。主観による行動や発言が多いので、「自分勝手な人」と受け取られることも少なくありません。言い換えると、俯瞰して見ることが出来ないということです。


◆特徴②「興味のない情報はスルーする!」

*関心のない分野については、ほとんど気に留めずスルーする傾向があります。自分が精通している分野以外のことに関しては、前提知識が少ないため、「想像力」も乏しくなります。特に、SNSなどの発達で、簡単に必要な情報だけにアクセスできることは便利な一方で、視野が狭くなるというデメリットもあると思います。


◆特徴③「知識や経験に頼りがち!」

*すでに知っていることや経験していることを軸に、判断や意識決定をしがちといった特徴もあります。応用力に欠けるため、イレギュラーな出来事や初めて見聞きすることに対して、思考停止になってしまいます。


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◎と言うことで…

私が「想像力」について書いた理由は、「人は そう簡単に動かない中で、必要なのは『想像力』と身を持って感じたから」です。現在 プロジェクトで仕事をしていますが、決して 行き当たりばったりの単なるお願いでは人は動いてくれません。必要なのは「想像力」を膨らませて、事前の『準備・根回し』だと思います。これを言い換えると、「おもいやり」だと思います。

瀬戸内寂聴さんの言葉に「人の感情を自分のことのように思いやる『想像力』はイコール、思いやり。思いやりイコール、愛です。」というものがあります。まさに、私がこの記事で書きたいことは、この"言葉"に集約されています。「想像力」こそ、本当の思いやりであり、最高の組織の源泉だと感じています。それは、経験したからできることではなく、事前の「想像力」で補えることだと思います。


そして、その「想像力」を鍛えるには、先ず「自分の軸」をしっかりと持つことが大切だと思います。軸があるからこそ、自分とは異なる他者の多様な価値観を受け入れられると思います。

その為には…

●多様は価値観の人が集まるコミュニティに身を置く

●友人にはあまりいないタイプの人と、定期的に話をしてみる

●「ちょっと苦手だな」という人と、敢えて話をしてみる

など、自分だけの世界を作らないこと。所謂 どんな人でも、そして 何でも受け入れる「度量」です。似た者同士で仲良くすることは簡単ですが、『仕事』では そんなことは殆どありません。寧ろ お互いを補填し合うために、自分とは真逆の性質の人と組めることが、強みになるのだと思います。


その為には…

●「意識して、毎日 違ったことをやってみる。」という、"好奇心"が、「想像力」を養うのだと思います。

長くなりましたが、以上です。

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